大いなる一歩
前の会社の親友、N氏とファミレスでお仕事。
N氏はゲームのプランナーで、といっても
本当はゲームでは無く、シミュレータのプランナー。
ゲームの仕事に付く前は、テレビやラジオの放送作家を
やっていて、それ以外にも雑誌のライターなんかも
やっていた。
正確にはやっている。
僕よりも半年遅れで入社したのだが、どんどん人が辞めてったので
あれよあれよで出世して、そのうち会社でCSチャンネルの放送事業が
始まって、制作の責任者にされてしまった、運の悪い奴。
なにが悪いって、出世に応じて、固定給から年俸制になったのだが
自分が始めた訳でも無い放送事業が大火事で、出世したのに
どんどん給料が下がっているらしい。
そこで、忙しい合間をぬって、ライターのアルバイトもしている。
この日はそれのお手伝いで、電車の中吊り広告で見るような
一般大衆紙の特集コーナー用の記事作成。
記事の内容は発売前なので掻い摘んで紹介すると
「不景気の荒波が大学生の財布を直撃(仕送りの減額や、バイト先の不景気など)
女子大生50人に聞いた『こんなクリスマスはいやだ(いやだった)』」
で、僕らは女子大生50人分が体験したであろうお寒いクリスマスイベントを、
『考え出す』という仕事。。。
ファミレスで昼食→晩飯→夜食を平らげ
三十路リャンシャンテンの男二人が、
金の無い大学生になったつもりで(なったつもりにならなくても金は無いが)、
チープなクリスマスイベントやプレゼントを100件近く考えだし、
女子大生になった気分で残酷なコメントをする。
かなり過酷な労働でした。